子犬の場合トレーニングはいつから始めるたらいいの?

「主従関係をつくるトレーニング」は人間と犬の理想的な関係を築き、しつけを成功させるために必要な基礎です。指示語と動作による指示(ハンドシグナル)をあげておきますが、これはあくまでもひとつの例だとお考えになってください。各自、お好きな言葉や動作を使ってかまいません。ただし、ひとつの指示を示す指示語とハンドシグナルは一種類だけとし、飼い主さんだけでなく、家族全員が同じ言葉とハンドシグナルを使うように注意していただきたいと思います。

子犬の場合は、生後2~3月以降から訓練をはじめるといいでしょう。それ以前は犬も幼すぎるので無理はしないように。しつけ以前の問題として、子犬が元気に明るく成長できるよう、健康管理や愛情あふれる心の交流、子犬の社会化を促すトレーニングに心がけてあげていただきたいです。子犬時代に心が安定し恵まれた育ち方をした犬は、大きくなっても性格がよく、能力も発揮できるようになりやすいのです。子犬時代は、まさに宝物と言ってよいでしょう。

なお、子犬の社会化に適した「社会化期」は、個体差があるものの大体、生後3週間~5ヶ月頃くらいで、特に3ヶ月くらいまでが最も適しています。

この時期に、この世界にあるいろいろな音(街中の騒音、テレビ、電話やドアチャイム、掃除機、花火など)やもの(猫や犬などの動物、いろいろな人間、来訪者など)に慣れさせておくことは、過剰な警戒心や不安感を持たない犬にしたり、社交的で落ち着いた犬にしたりできるという、実に犬の一生を左右するだけの大きな効果があります。積極的に社会化に取り組んでいただいだきたいと思います。

また、できるなら、生後2ヶ月近くになるまでは、母親犬や兄弟犬と一緒に生活させてあげたいものです。母親犬が教えてくれることや、兄弟犬と遊んだりケンカしたりしながら自然に学んでいくことも多いですし、精神的にも安定した状態でいられるという大きな利点がありますから。

犬がトレーニングに集中できる時間は短いので、最初は、1回に5分のトレーニングを1日に2~3回行えるようにできたら十分です。

その後は、犬に応じて、飼い主さんが調節していってくださればいいと思いますが、犬が「トレーニングは楽しい」と喜んで集中できるようにするという点に注意してあげてください。無理強いはトレーニング嫌いにして手こずるだけですので、犬に「もう少しやりたい」という気持ちを残させて、うまくトレーニングを切り上げるのがポイントです。

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