頭の賢いボーダーコリーなのに時々しか「おて」「おすわり」をしない!どうして?

Q:ボーダーコリーの若犬ですが、「おて」「おすわり」は覚えてはいるのですが、時々しかできません。「まて」はまったくできません。うまくしつけるにはどうすればよいでしょうか。

A:作業能力が並外れて優れた牧羊犬であるボーダーコリー。数ある犬種の中でも知能指数No.1ともいわれる賢い犬であり、スタミナ、運動神経も抜群です。日本でもその人気が急速に高まっているドッグスポーツの常連でもあります。

しかし、優秀だからといって、教えれば乾いた土に水がしみ込むかのようにしつけが身についてくれるかといったら、決してそうではありません。それどころか、飼育に苦労している飼い主さんが結構いらっしゃいます。「頭がいいというから飼ったのに…」という飼い主さんのため息もよく聞こえてきます。なんと、ボーダーコリーは、適切な飼育が行われない場合には問題行動を起こしやすい犬種でもあるのです。

飼育に手こずるのも、その賢さと、はち切れんばかりのバイタリティゆえ。次々と先を読んで自分の判断で行動したり、あちらこちらの興味惹かれるものに集中したりと大忙しの犬なので、飼い主さんに従うトレーニング(主従関係をつくるトレーニング)ができていなければ「まて」なんぞは馬耳東風。「おて」や「おすわり」を時々しかしないというのも、「ばかばかしくてやってられないさ!」という状態に陥っているがゆえの反抗心が原因かと思われます。

ボーダーコリーには、知的な刺激、ストレスをためないための十分な運動(運動も頭を使った、ボーダーコリーが満足するものでないと問題が生じがちです)、それにリーダーに尽くしたいという従順で働きものの性質を十分に活かしてあげる日々が必要なのです。

まずは、「主従関係をつくるトレーニング」から、しっかりとやりなおしてみましょう。上手にできてほめるときは大げさなくらいほめ、悪いことをしたときに叱るには威厳をもって強く叱りましょう。主従関係が確立したら、この犬種は態度がガラリを変わるので、飼いやすさも違ってきます。

飼い主さんの生活形態によっては大変かもしれないのですが、運動もただの散歩だけではまったく足りないのです。ボーダーコリーが大好きなフリスビーを使った遊びを取り入れたり、アジリティ(犬の障害物競走)の初歩的な練習をしてみたりしてはいかがでしょうか。

一番いいのは、犬の訓練所で開いているアジリティ・クラスに入って、飼い主さんと一緒に目標をもって練習に励むことなのだと思います。入門レベルからありますから、何も心配する必要はありません。いろいろな犬仲間、そして飼い主さんとふれあうことで、わんちゃんと一緒の世界が広がります。トライしてみられてはいかがでしょうか?


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